Murakami Ken - Photographer

7月の毎週水曜日、朝日新聞 夕刊にて「レンズの向こう」という連載を担当させて頂きます。

hikari_no_kioku1

レンズの向こう -光の記憶- 1
 
私が写真を撮る作業の中で魅力を感じるのは、光を探すという作業です。
照明機材を用いて、光を作ることも可能ですが、それによって撮られた写真の出来不出来は、撮影する一人一人の、作品のできあがりに対する想像力に委ねられる面が大きいと思います。
 
私は自分自身の想像力の無さ故に、作るという作業は諦め、探すということに専心します。
自然光、人工光、それぞれが混じりあう、無限にも思えるような光の組み合わせに、写真を撮ることを促されている気がします。

 この雨は次第に雪に変わりました。
翌朝、東京は雪で埋め尽くされ、それに反射した日の光に眩んだ私の目には、
この世界が光に溢れた場所のように見えました。

HOME

Categories